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カーネーションハーバリウムのこだわり②

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前回の記事に引き続き、 カーネーションのハーバリウムに対するこだわりを書きたいと思います。 今回は『デザイン』について。 今年は、当初『ミニボトル』と『角ボトル』の二種類でした。 ミニボトルは、シンプルにカーネーションの魅力を表現したものです。 とてもシンプルなのですが、カーネーションだけではお花が浮いてきてしまいます。 いかにカーネーションの魅力を邪魔しない形で浮かせないようにするか尚且つ、華やかさをプラスできるか。 これが課題でした。 『浮く』という課題には 【タマリンドファイバー】(マメ科の植物の根っこ部分?ちょっと詳しくはわかりません。)という花材で対応しました。 オイルを含んで膨張しすぎることもないので、透明感を邪魔することもなかったです。 が! 根っこの太い部分はデザインの邪魔になってしまう気がしましたので一つ一つ取り除きました。根気のいる作業でした。。。 タマリンドファイバーの根っこ?部分 そして『華やかさ』に関しては、 光が当たらない場所でもキラキラした感じが出したかったので、 【カーリースモーク】という銅線で作られた素材と、ラメ加工されたプリザーブドのカスミソウをほんの少し(きらめきが感じられる程度)加えました。 あまりにもキラキラ感が出てしまうと、せっかくのメインであるカーネーションの邪魔になってしまいます。 ドライフラワーは本当に繊細で強い力を加えるとバリんと壊れてしまいます。 そーっとそーっと小さな瓶へ詰める作業は集中力を要します。 作製段階で気づいた小さなお花のかけらなどはピンセットやスポイトで取り除きます。 約4㎝×4㎝×12㎝の小さな瓶の中にたくさんのこだわりを詰め込みました。 そして、角ボトル。 こちらにはカーネーションの他に、黄色いバラのドライフラワーも入っています。 バラに関してはこれも自己流ですが、 やはりしっかりと水揚げをして最適な開花の状態を見計らいます。 バラはカーネーションとは異なり、熱を加えると色が飛んでしまうように感じました。 ですので、バラは熱を加えずに風を当てながら除湿する方法をとりました。 熱を加えない分、仕上がりには時間を要します。 去年は、準備が間に合わなかった経験があったので今年は年明けからド

カーネーションハーバリウムのこだわり①

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お久しぶりです! 個人的に怒涛の一か月だった五月も終わろうとしています。 新元号『令和』の発表に始まり、長すぎたゴールデンウィーク! そして母の日! 母の日直前には、震度5弱を超える地震に見舞われました。 こんなに行事が目白押しだったのに、とても長く感じている不思議な感覚です。 ~母の日/2019~ hana-GinGaにとって二年目の母の日でした。 今年もたくさんのお母様方へhana-GinGaのハーバリウムを送り出すことができました。 本当に嬉しく、ありがたい気持ちでいっぱいです! 今年はより、お花やハーバリウムと向き合って花材選びやデザインを考えました。 また、作業に関しても去年は主人に手伝ってもらうことも多かったのですが今年は本当に全てを自分一人で行ったので、その分喜びも大きいです! 本当に、たくさんの商品の中からhana-GinGaをお選び頂きましてありがとうございました。 今年の母の日のハーバリウムにもやはり、『カーネーション』を花材の一つに選びました。 hana-GinGaではプリザーブド加工されているものではなく、自ら仕入れてきたカーネーションのお花を自家製ドライに仕上げたものを使用しました。 hana-GinGaのハーバリウムはプリザーブドフラワーも使用していますが、カーネーションに関してはガクが長いお花でガクの部分まで全て染色されているものよりは、お花とガクの部分のグリーンが映えた方がよりカーネーションが魅力的かなと思いました。 『カーネーション/ミニボトル』 ただ、ドライフラワーは『ただ吊るしておくだけ』では鮮やかさや形を保つことができません。 自己流なので正しい方法かはわからないですが、 しっかり水揚げをして最適な開花の状態を見計らうこと。 そして、熱を加え短時間でドライ加工する、とガクの部分がぷっくりとして花の色が鮮やかなドライに仕上がると思います。 ただ気温や湿度によって仕上がりにも、ばらつきがあるので商品の花材として使用できるお花は限られています。必要な量よりも多くの仕入れが必要となります。 品種にもこだわり、飾っていただく環境にもよりますが色落ちしにくい品種を選びました。 去年は薄いピンクで可愛らしい品種のカーネーションでしたが、今年は少し濃いピンクの物を選び

母の日ハーバリウム2019

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今年もこの季節がやってきました! hana-GinGaでは、今年もカーネーションのドライフラワーを使ったハーバリウムをご用意いたしました。 今年はより、お花やハーバリウムと向き合って、お花選びやデザインを考えてみました。 花材のオイルとの相性や、ハーバリウムの魅力である透明感を生かしたデザイン。 ラインナップは3種類。 『カーネーション/ミニボトル』 『カーネーション/角ボトル』 『カーネーション/円錐ボトル』 去年は、準備に十分な時間がとれなかった反省があったので、今年は年明けからドライフラワーの準備を始めました。 市場からお花を仕入れてきてしっかり水揚げをすると、みるみるうちにお花が開いてきます。 今だ!という瞬間に切ってドライに。スピード勝負なので大変です! でもお花と向き合えているそんな時間がとても幸せです。 ドライフラワーは、気温や湿度の調整が難しいです。 この時期の乾燥はお肌や風邪の大敵ですが、私は職業病でしょうか。 この乾燥した環境が好きなんです。 そんな一輪一輪に愛情をかけて仕上げたドライフラワーを使ったハーバリウム。 一本一本丁寧にお作りいたします。 minne & Creema でご予約受付中です。 よろしくお願いいたします。