新年のご挨拶

あっという間に、新年を迎えて一週間が過ぎようとしています。

皆様、明けましておめでとうございます!

新年一発目のブログは、『正月花』について書こうと思います。

まず、お正月飾りで思い浮かべるのは『門松』『しめ縄』ではないでしょうか。


門松

お正月には年神様が各家を回るといわれています。
その際、家の目印として松飾を立てたことが門松の始まりとされています。

門松に飾られる正月花

縁起の良い花といえば、『松・竹・梅』が挙げられるでしょう。
松・竹・梅は『歳寒三友(さいかんのさんゆう)』と称され、寒い冬でも枯れない強さからお正月の『縁起物』として尊ばれてきました。

松は常緑樹で一年中青いため『永遠の命』の象徴です。
また、松の中には樹齢数千年というものもあり、不老不死と結びつけられるため、縁起がいいとされています。

竹は寒い冬にも葉を落とさずに青々としています。
その上、強風や嵐の中でも折れないたたずまいや、曲がらずに真っ直ぐ成長する姿から、『誠実な心』や『強い志』などの象徴です。

梅は早春に他の花より先駆けて咲くため、『出世』・『開運』の象徴です。
また、厳しい寒さの中でも清らかな花を咲かせ、芳香を漂わせることから縁起の良いものとされています。


しめ縄

神社のしめ縄は、魔よけの意味があり、神域と俗世を区別する境界線とされています。
一般家庭でも、お正月に年神様が訪れやすいように、門松と共にしめ縄を飾ることが習慣となりました。


しめ縄に飾られる植物

しめ縄には、ウラジロ・ダイダイ・ユズリハなどが使用されており、それぞれ縁起が良いとされる理由があります。


ウラジロ

左右に2枚の葉が広がることから『夫婦円満』を、さらに葉の裏が白いことから『清らかな心』を表しています。

ダイダイ

1度実ると何年も木から落ちずにいるため、1つの木に何代ものダイダイが実っていることがあります。このことから、ダイダイは「一族の代々繁栄」を意味します。

ユズリハ

新しい葉が伸びた後、古い葉が黄色くなり落葉する様子が次の世代へ『譲る』ことを連想させるため、『親から子への世代交代』の祈願が込められています。


飾る時期・外す時期

門松やしめ縄などの正月飾りは、12月28日までに飾ることが一般的です。29日~31日は、それぞれ縁起が悪いとされる理由があります。

29日・・・発音した際に「二重苦」になるため縁起が良くありません。
31日・・・「一夜飾り」と呼び、縁起が悪いとされています。
30日・・・旧暦の大みそかにあたるため、一夜飾りと見なすこともあるようです。

地域により異なりますが、一般的には1月7日までが『松の内』といわれ、松の内が終わるまでは正月飾りは飾ったままにします。
外した正月飾りや正月花は、近くの神社へ納める、どんど焼きで焼くなどが理想です。
奉納やどんど焼きができない場合は塩で清め、新聞紙などに丁寧に包み、ごみとして捨てるとよいそうです。

感想

こうして改めて調べてみますと、お正月に使われるお花や植物には『縁起がよい』とされる理由があることが分かりました。
お正月飾りの意味もきちんと理解した上で飾り付けをすることで、より年神様をお迎えすることの本来の意義を感じながらお正月を迎えることができますね。

2018年も、皆様にとって縁起のいい年となりますように。
hana-GinGaとしても、たくさんのご縁に恵まれる一年になりますように。
本年も皆様の『贈る気持ち』のお手伝いをさせて頂けると、嬉しく思います♥

本年もよろしくお願い申し上げます。

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