ツバキとサザンカの違い

サザンカ日本原産の植物
しかし、平安時代以前、日本の野生植物に中国の書物に出てくる植物名を当てはめる、ということが行われていました。

その時にサザンカに当てはめられていた名前が『山茶(または山茶花)』
しかし、中国では椿のことを『山茶』としており、サザンカ『茶梅』とされていました。
うーん、ややこしい。。。

サザンカもツバキも同じツバキ科ツバキ属で、よく似ています。
どっちかなぁと迷ったとき、次の違いを参考に判断できそうです!

ツバキ

咲く時期の違い

  • ツバキ・・・12月~4月 
  • サザンカ・・・10月~2月
香り
サザンカ


  • ツバキ・・・ほとんど香がしない
  • サザンカ・・・ほのかにいい香り



  • ツバキ・・・5~12cm
  • サザンカ・・・3~7cm
散り方
  • ツバキ・・・花ごといっぺんに落ちて散る
  • サザンカ・・・花弁が一枚一枚散っていく


では、花言葉の違いはどうなんでしょうか?

サザンカの花言葉・・・『困難に打ち克つ・ひたむきさ』
寒さが強まる初冬でも、美しく花を咲かせている姿に由来するそうです。

一方、ツバキの花言葉は・・・『控えめな優しさ・誇り』
ツバキには、ほとんど香がないとありましたね。その、香がしないというところに由来すると言われています。

どうでしたでしょうか?
似たように見える花でも、調べてみると違いがあることがわかりますね。

どちらも寒い時期に咲くお花です。
寒さばかりに意識がいきがちですが、寒い冬の景色に『彩』を与えてくれる、お花にも注目したいですね。

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